VPS料金比較【2026年最新】国内おすすめ8社の最安・回線速度・Windows対応

作成日:2025年11月29日 12:11読了時間:約 53 分
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※この記事にはプロモーションを含みます。

「VPSを契約したいけれど、どのサービスを選べばいいのかわからない」
「料金表を見比べても、結局どれが自分に合っているのか判断できない」
「安いプランで始めたら性能が足りず、結局乗り換えるはめになった」

VPS選びでこうした壁に当たった方は少なくないはずです。国内VPSは各社が短いサイクルでプラン改定やキャンペーンを繰り返しており、去年の比較記事をそのまま信じると、すでに申し込めないプランを選ぼうとしてしまうことすらあります。

2026年に入ってから、国内VPSの料金と申し込める条件は大きく変わりました。XServer VPSは9月1日に全プランを値上げし、9月17日から10月6日まで新規受付を止めていました。10月16日からは、Linuxカーネルの脆弱性(CVE-2026-99999)の対応のため、さくらのVPS・クラウド VPS byGMO・ConoHa VPS・KAGOYA CLOUD VPS、10月21日にはWebARENA Indigoが相次いで新規受付を止めました(さくらのVPSは10月23日に石狩リージョンだけ再開。ConoHa VPSは10月23日に再開したあと、10月24日に緊急メンテナンスのためふたたび止めています)。同じエックスサーバー株式会社のシンVPSも9月1日に約38%値上げしましたが、1GBの月額451円(36ヶ月契約)は今も国内の最安クラスです。

この記事では、国内VPS8社のプランを2026年10月20日時点の公式サイトの情報で洗い直して比較します。単純な月額料金の並べ替えではなく、「そのプランが今も新規契約できるか」「長期契約の条件は何か」「表示料金に含まれない費用はいくらか」まで踏み込んで整理しました。

私はこのサイト(ryusei.io)と自作のツールを自宅のサーバーで動かしていて、IPv4の入口にConoHa VPSのメモリ1GB・2コアのプラン(月約700円)を使っています。料金表の数字だけでなく、私がそのVPSで実際に測った回線の速度も比較に入れました。

結論:おすすめのVPSは用途別にこの3社 

先に結論からお伝えします。細かい比較は後段で行いますが、迷ったら以下の3社から選べばまず失敗しません。

重視すること

おすすめVPS

1GBの月額

選ぶ理由

とにかく安く始めたい

シンVPS

451円(36ヶ月)

1GBの月額が国内の最安クラス。転送量無制限・全プランNVMe SSD

初心者・ゲーム用途

ConoHa VPS

542円(36ヶ月)

管理画面がわかりやすく、ゲームやWordPressのテンプレートで環境構築がすぐ終わる

契約前に試したい

さくらのVPS

807円(石狩・12ヶ月一括)

全プランで2週間の無料お試しがあり、石狩・大阪・東京から設置場所を選べる

ただし、2026年10月26日時点では、表のうちConoHa VPSが新規受付を止めています。10月23日に再開したあと、10月24日13時40分から緊急メンテナンスのためふたたび止めていて、終了日時は未定です。さくらのVPSは、表の料金の石狩リージョンだけ10月23日に受付を再開しました(東京・大阪は停止中。各社の状況はすぐ下の表にまとめています)。

\ 1GB 月額451円から・国内最安クラス /

シンVPSの料金を公式サイトで見る

初期費用0円 / 転送量無制限 / 全プランNVMe SSD

\ 初期費用0円・最低利用期間なし /

ConoHa VPSの料金を公式サイトで見る

10月24日から新規受付を一時停止中 / 時間課金にも対応 / ゲーム・WordPressテンプレートが豊富

\ 全プランで2週間の無料お試しあり /

さくらのVPSを公式サイトで見る

石狩リージョンは10月23日に新規受付を再開(東京・大阪は停止中)/ 初期費用0円

この3社を選んだ理由と、2026年に変わった点は、このあとの比較表とランキングで説明します。

2026年10月26日時点の新規受付の状況 

8社のうち5社が、10月16日から21日にかけて新規受付を止めました。10月23日にConoHa VPSが再開し、さくらのVPSは石狩リージョンだけ再開しましたが、ConoHa VPSは10月24日に緊急メンテナンスのためふたたび受付を止めています。各社の公式のお知らせで確認した状況は次のとおりです。

サービス

新規受付

公式の案内

シンVPS

受付中

この脆弱性に関するお知らせは出ていない

XServer VPS

受付中(10月6日に再開)

ビジネスプランも10月16日に再開。2GBプランの再開は告知されていない

ABLENET VPS

受付中

新規のサーバーを収容するホストは対策を終えたため、受付を止める予定はない(10月20日)

ConoHa VPS

停止中(10月24日13時40分から)

緊急メンテナンスのため。終了日時は未定。脆弱性の対応で10月19日から止め、10月23日に一度再開していた

さくらのVPS

石狩のみ受付中(10月23日に再開)

東京・大阪は10月16日から停止中で、再開時期は未定。スケールアップの再開は告知されていない

KAGOYA CLOUD VPS

停止中(10月19日18時から)

再開時期は未定

クラウド VPS byGMO

停止中(10月16日から)

ALTUSなど同社のクラウドサービスとあわせて停止

WebARENA Indigo

停止中(10月21日から)

影響の調査のため。契約中の人はインスタンスを追加できる。IndigoProなど同社のサービスとあわせて停止

5社が受付を止めた理由は、10月に公開されたLinuxカーネルの脆弱性(CVE-2026-99999)です。クラウド VPS byGMOのお知らせは、この脆弱性を「仮想化環境においてホストシステムへの影響につながる可能性がある」と説明しています。どの社も、契約中のサーバーは通常どおり使えると案内しています。ConoHa VPSの10月24日からの停止について、お知らせは「緊急メンテナンスに伴い」とだけ書いていて、脆弱性との関係は示していません。まだ止めているConoHa VPS・KAGOYA CLOUD VPS・クラウド VPS byGMO・WebARENA Indigoと、さくらのVPSの東京・大阪は、再開の時期を示していないので、再開したらこの表を更新します。

国内VPS8社の料金・スペック比較一覧表 

まずは主要8社の最安プランを横並びにしました。「最安の月額」は各社がサイト上で提示している最も安い条件(多くは36ヶ月契約や年額一括)での金額です。

サービス名

最安の月額

その条件

初期費用

無料お試し

特徴

ConoHa VPS

326円

512MB・36ヶ月契約

0円

なし

時間課金も選べる。10月24日から新規受付を停止中

WebARENA Indigo

449円

1GB・契約縛りなし

0円

なし

時間課金で最安級。ただし停止中も課金。10月21日から新規受付を停止中

シンVPS

451円

1GB・36ヶ月契約

0円

なし

転送量無制限。最低利用期間は3ヶ月

KAGOYA CLOUD VPS

506円

1GB・年額プラン

0円

なし

日額20円から。1GBでもNVMe 100GB。10月19日から新規受付を停止中

ABLENET VPS

554円

L0・0.5GB・年払い

1,130円

最大10日

FX自動売買・Windows向けのプランがある

さくらのVPS

590円

512MB・石狩・12ヶ月一括

0円

2週間

3リージョンから選べる。新規受付は石狩だけ(10月23日に再開)

クラウド VPS byGMO

1,287円

1GB・12ヶ月(サーチャージ込み)

0円

15日間

SLA99.99%保証。10月16日から新規受付を停止中

XServer VPS

2,035円

4GB・36ヶ月契約

0円

なし

10月6日に新規受付を再開。2GBの再開は告知されていない

表の中で月額が最も安いのはConoHa VPSの512MBプラン(36ヶ月契約で326円)ですが、ConoHa自身も「静的なコンテンツが中心の小規模なWebサイト」向けとしている小さなプランです。メモリ1GBで比べると、WebARENA Indigoの449円とシンVPSの451円が最安で、差は2円です。

WebARENA Indigoの449円は1時間0.7円の時間課金の月額上限で、契約期間の縛りがない代わりに、サーバーを停止している間も課金が続きます。シンVPSの451円は36ヶ月分の一括前払いが前提で、最低利用期間の3ヶ月で契約すると月額730円になります。

エントリー層(1〜2GB)の料金比較 

個人ブログ、小規模サイト、開発用サーバー、少人数のゲームサーバーなど、もっとも需要の大きい価格帯です。

サービス名

メモリ

vCPU

ストレージ

月額料金

課金の前提

シンVPS(大容量メモリ)

1GB

1コア

30GB NVMe

451円

36ヶ月契約

シンVPS(大容量メモリ)

2GB

2コア

50GB NVMe

950円

36ヶ月契約

WebARENA Indigo

1GB

1コア

20GB SSD

449円

月額上限(時間課金0.7円/h)

WebARENA Indigo

2GB

2コア

40GB SSD

814円

月額上限(時間課金1.27円/h)

KAGOYA CLOUD VPS

1GB

1コア

100GB NVMe

506円

年額プラン(日額課金の上限は550円)

KAGOYA CLOUD VPS

2GB

2コア

200GB NVMe

715円

年額プラン(日額課金の上限は770円)

ConoHa VPS

1GB

2コア

100GB SSD

542円

36ヶ月契約(時間課金の上限は1,065円)

ConoHa VPS

2GB

3コア

100GB SSD

903円

36ヶ月契約(時間課金の上限は2,033円)

さくらのVPS

1GB

2コア

50GB SSD

807円

石狩・12ヶ月一括(月払いは880円)

さくらのVPS

2GB

3コア

100GB SSD

1,594円

石狩・12ヶ月一括(月払いは1,738円)

クラウド VPS byGMO

1GB

2コア

50GB SSD

1,287円

12ヶ月契約・サーチャージ込み

クラウド VPS byGMO

2GB

3コア

100GB SSD

2,112円

12ヶ月契約・サーチャージ込み

ABLENET VPS

L1・2GB

2コア

40GB SSD

968円

年払い(更新後は1,130円)

1GBではWebARENA IndigoとシンVPSがほぼ同じ料金で最安ですが、2GBになるとKAGOYA CLOUD VPSの715円(年額プラン)が最も安くなります。KAGOYA CLOUD VPSは1GBでもNVMe SSDが100GB付き、シンVPS(30GB)やWebARENA Indigo(20GB)の3倍以上の容量です。

一方、ConoHa VPSの1GBプランも100GB SSDを備えており、容量とコントロールパネルの使いやすさを両立したい場合の有力候補になります。ConoHa VPSの36ヶ月契約の料金は更新時の料金で、10月29日16時までの「Happy Halloweenキャンペーン」では、初回の料金が1GBで466円、2GBで677円まで下がります。このキャンペーンは「まとめトク」を新しく申し込む人が対象で、ConoHaを契約していてVPSを追加する場合にも使えます。ただし、新規の申し込みは10月24日から緊急メンテナンスのため止まっています(終了日時は未定)。

\ 36ヶ月契約なら4GBが月額1,350円で最安 /

シンVPSのプランを確認する

1GB 451円 / 2GB 950円 / 4GB 1,350円(いずれも36ヶ月契約)

ミドル層(4〜8GB)の料金比較 

月間数十万PV規模のWebサイト、中規模のゲームサーバー、データベースを伴うアプリケーションなど、本格運用に入る価格帯です。

サービス名

メモリ

vCPU

ストレージ

月額料金

課金の前提

シンVPS(大容量メモリ)

4GB

3コア

50GB NVMe

1,350円

36ヶ月契約

シンVPS(大容量メモリ)

8GB

4コア

100GB NVMe

2,620円

36ヶ月契約

ABLENET VPS

L2・4GB

3コア

80GB SSD

1,536円

年払い(更新後は1,706円)

ABLENET VPS

L3・8GB

4コア

160GB SSD

2,280円

年払い(更新後は2,400円)

KAGOYA CLOUD VPS

4GB

4コア

600GB NVMe

1,617円

年額プラン(日額課金の上限は1,760円)

KAGOYA CLOUD VPS

8GB

6コア

800GB NVMe

3,135円

年額プラン(日額課金の上限は3,410円)

WebARENA Indigo

4GB

4コア

80GB SSD

1,630円

月額上限

WebARENA Indigo

8GB

6コア

160GB SSD

3,410円

月額上限

ConoHa VPS

4GB

4コア

100GB SSD

1,691円

36ヶ月契約(時間課金の上限は3,608円)

さくらのVPS

4GB

4コア

200GB SSD

3,227円

石狩・12ヶ月一括

さくらのVPS

8GB

6コア

400GB SSD

6,454円

石狩・12ヶ月一括

クラウド VPS byGMO

4GB

4コア

200GB SSD

3,927円

12ヶ月契約・サーチャージ込み

クラウド VPS byGMO

8GB

6コア

600GB SSD

10,857円

12ヶ月契約・サーチャージ込み

XServer VPS

4GB

4コア

150GB NVMe

2,035円

36ヶ月契約

XServer VPS

8GB

6コア

400GB NVMe

3,850円

36ヶ月契約

ミドル層では、月額を重視するならシンVPS(4GBで1,350円)、ストレージの容量を重視するならKAGOYA CLOUD VPS(4GBで600GB)が候補になります。XServer VPSは同じ4GBでNVMe SSDが150GB付き、10月6日に新規受付を再開しました。KAGOYA CLOUD VPSは10月19日から新規受付を止めているので、今すぐ容量の大きい4GBを契約するならXServer VPSです。

\ 4GB 月額2,035円・NVMe SSD 150GB(36ヶ月契約) /

XServer VPSの料金を公式サイトで見る

10月6日に新規受付を再開 / 初期費用0円 / 転送量無制限

さくらのVPSは同じメモリでは割高ですが、メモリ4GB以上のLinuxプランの一部には稼働率99.95%のSLA(品質保証)が付き、東京・大阪・石狩の3リージョンから選べます。可用性や地理的な分散を条件に入れるなら、価格差には理由があります。なお、さくらのVPSは10月16日から全プランの新規受付を止め、10月23日に石狩リージョンだけ再開しました。東京・大阪の再開時期は未定です。

ハイエンド層(16GB以上)の料金比較 

大規模サービスの基盤、機械学習の検証環境、複数サービスの集約など、業務レベルの用途向けです。

サービス名

メモリ

vCPU

ストレージ

月額料金

課金の前提

シンVPS(大容量メモリ)

16GB

6コア

100GB NVMe

5,110円

36ヶ月契約

シンVPS(大容量メモリ)

32GB

8コア

100GB NVMe

13,530円

36ヶ月契約

シンVPS(大容量メモリ)

64GB

12コア

100GB NVMe

26,220円

36ヶ月契約

ABLENET VPS

L5・16GB

8コア

300GB SSD

4,560円

年払い(更新後は4,960円)

ABLENET VPS

L6・32GB

10コア

500GB SSD

11,664円

年払い(更新後は12,960円)

KAGOYA CLOUD VPS

16GB

8コア

1,000GB NVMe

7,161円

年額プラン(日額課金の上限は7,810円)

KAGOYA CLOUD VPS

32GB

12コア

1,600GB NVMe

18,458円

年額プラン(日額課金の上限は20,130円)

WebARENA Indigo

16GB

6コア

320GB SSD

7,150円

月額上限

WebARENA Indigo

32GB

8コア

640GB SSD

15,400円

月額上限

ConoHa VPS

24GB

8コア

100GB SSD

7,191円

36ヶ月契約

さくらのVPS

16GB

8コア

800GB SSD

12,100円

石狩・12ヶ月一括

さくらのVPS

32GB

10コア

1,600GB SSD

24,200円

石狩・12ヶ月一括

クラウド VPS byGMO

12GB

7コア

800GB SSD

17,292円

12ヶ月契約・サーチャージ込み

XServer VPS

16GB

8コア

800GB NVMe

8,690円

36ヶ月契約

XServer VPS

32GB

12コア

1,600GB NVMe

22,220円

36ヶ月契約

XServer VPS

64GB

24コア

2,400GB NVMe

45,650円

36ヶ月契約

ハイエンド層では、同じメモリ容量でもストレージの容量が大きく異なる点に注意してください。シンVPSの大容量メモリプランとConoHa VPSは、メモリを増やしてもSSDが100GBのままです。メモリを多用するデータベースやキャッシュサーバーには向いていますが、データを大量に置くなら、32GBで1,600GBのSSDが付くXServer VPS・KAGOYA CLOUD VPS・さくらのVPSが候補になります(KAGOYAは新規受付を停止中、さくらは石狩リージョンだけ受付中)。

なお、ディスク容量を優先する場合はシンVPSの「スタンダードプラン」という選択肢もあります。こちらは32GBで1,600GB NVMe(月額33,121円・36ヶ月契約)と、メモリよりストレージに振った構成です。

この価格帯で見落とされがちなのがABLENET VPSです。2026年7月1日にリニューアルしたLinuxプランは、16GBが月額4,560円、32GBが月額11,664円(いずれも年払い)で、同じメモリでは今回の8社で最も安くなっています。ストレージは他社より控えめですが、メモリ容量を確保したい用途では有力な選択肢です。

国内VPS8社の回線速度(帯域)比較 

月額の表には出てこない違いが、インターネット回線の帯域です。帯域はVPSが1秒間に送受信できるデータ量の上限で、画像や動画の多いサイトや大きなファイルを配布するサービスでは、CPUやメモリより先に帯域が上限に達することがあります。

各社の公式サイトに書かれている回線の仕様は次のとおりです。「共有」は同じ回線を他の利用者のVPSと分け合う方式で、表の値はいずれも上限です。

サービス

インターネット回線(公式の表記)

転送量

シンVPS

10Gbps共有(1契約あたりの上限は記載なし)

無制限

WebARENA Indigo

1〜2GBは100Mbps、4GBは500Mbps、8GB以上は1Gbps(上り・下りそれぞれ)

無制限

KAGOYA CLOUD VPS

最大1Gbps共有(ベストエフォート)

無制限

ABLENET VPS

200Mbps共用(ベストエフォート)

無制限

ConoHa VPS

50Gbps共有(1台あたり100Mbps。有料のオプションで300Mbps)

無制限

さくらのVPS

100Mbps共有

無制限

クラウド VPS byGMO

100Mbps共有

無制限

XServer VPS

10Gbps共有(1契約あたり最大100Mbps)

無制限

1台あたりの上限をはっきり書いているのは、WebARENA Indigo・ConoHa VPS・XServer VPSの3社です。WebARENA Indigoは、4GBで500Mbps、8GB以上で1Gbpsと、プランを上げると1台あたりの上限も上がります。KAGOYA CLOUD VPSは製品ページでは最大1Gbpsとしていますが、サポートサイトの料金表では回線の欄が「非公開」になっていて、公式の記載が揃っていません。

私のConoHa VPSで測った実際の速度 

私のサイトは、閲覧者との通信がすべてConoHa VPS(メモリ1GB・2コア)を通る構成です。公式の上限は100Mbpsなので、2026年9月28日の22時台に、このVPSから実際の速度を測りました。

測った方向

送った相手

結果

受信(下り)

Cloudflareの速度計測用サーバー(福岡)

1本で約140Mbps、4本同時で合計約106Mbps

送信(上り)

Cloudflareの速度計測用サーバー(福岡)

1本で約19Mbps、4本同時で合計約37Mbps

送信(上り)

私の自宅のサーバー

1本で約29Mbps

私のVPSでは、受信はほぼ公式の上限どおりでしたが、送信は上限の3分の1程度でした。閲覧者がページや画像を読み込む速さに関係するのは、VPSから送り出す送信のほうです。夜の22時台に1回ずつ測った値なので、時間帯によって変わる可能性はありますが、表の「100Mbps」が送信でもそのまま出るとは考えないほうが安全です。

私のサイトの記事ページは、HTMLが圧縮後で約120KBなので、送信が30Mbpsでも転送は0.03秒ほどで終わります。動画や大きなファイルを配信する予定がある場合は、1台あたりの上限が高いプラン(WebARENA Indigoの4GB以上など)を選ぶか、ConoHa VPSの「ネットワーク帯域拡張」のようなオプションを検討してください。ConoHaの帯域拡張は10月1日の料金改定で300Mbpsが月額4,950円になり、10月6日からは500Mbps(月額7,920円)と1Gbps(月額15,180円)も選べます。

私の構成では、帯域とは別に、VPSから自宅のサーバーへの接続をリクエストのたびに張り直していたことも表示を遅くしていました。nginxで接続を使い回す設定(keepalive)に変えてからは、VPSから測った記事のHTMLの応答時間(TTFB)が172〜210msから70〜77msに短くなっています。自宅のサーバーとVPSをつないでいる構成は、次の記事で説明しています。

自宅サーバーを外部公開する方法とセキュリティ対策|v6プラスでもVPS経由で公開できる | Ryusei.IO

v6プラスやDS-LiteなどのIPoE回線でポート開放できなくても、VPSを入口にしてIPv6で自宅へ転送すれば公開できます。実際に運用している構成と設定、Cloudflare Tunnelとの比較、SSHでの外部接続、公開前のセキュリティ対策を解説します。

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Windows Serverが使えるVPSの料金比較 

WindowsのアプリやFX自動売買のMT4/MT5をリモートデスクトップで動かす場合は、Windows Serverのプランを選びます。OSのライセンス料が上乗せされるため、同じメモリのLinuxプランより月額が高くなります。各社の最も安いWindows Serverのプランを並べると、次のようになります。

サービス

最安のプラン

最安の月額(条件)

短期で使う場合の月額

RDS SAL(1ユーザーの月額)

WebARENA Indigo

1GB・2コア・SSD 50GB

902円(時間課金の上限)

902円

1,298円

ConoHa for Windows Server

1GB・2コア・SSD 100GB

1,239円(36ヶ月契約)

1,392円(時間課金の上限)

1,386円

さくらのVPS for Windows Server

1GB・2コア・SSD 50GB

1,362円(12ヶ月一括)

1,485円(月払い)

1,320円

ABLENET VPS(Win1)

2GB・2コア・SSD 60GB

1,587円(年払い。更新後は2,208円)

1,931円(月払い。更新後は2,732円)

1,320円

KAGOYA CLOUD VPS

3GB・2コア・NVMe 200GB

2,222円(年額プラン)

2,420円(日額87円の上限)

1,386円

XServer VPS for Windows Server

2GB・3コア・NVMe 100GB

2,410円(36ヶ月契約)

2,740円(1ヶ月契約)

1,210円

クラウド VPS byGMO

6GB・5コア・400GB(Windowsは6GB以上)

15,807円(12ヶ月。OS料金8,250円とサーチャージ込み)

16,797円(1ヶ月契約)

記載なし

RDS SALは、サーバーの管理以外の目的でリモートデスクトップ接続する人数分が必要になるライセンスです。自分がサーバーの管理のために接続するだけなら必要ありませんが、ConoHa for Windows Serverは仮想デスクトップとして使う場合は利用する人数分のRDS SALを契約するよう案内しています。ConoHa for Windows Server・さくらのVPS・ABLENET VPS・KAGOYA CLOUD VPSは、リモートデスクトップで同時に接続できるのは1台あたり2接続までと案内しています。

シンVPSにはWindows Serverのプランがありません。XServer VPS for Windows Serverは、11月19日17時までのキャンペーンで12ヶ月以上の契約に最大30%のキャッシュバックが付き、36ヶ月契約の2GBは実質月額1,687円になります(キャッシュバックは申し込みから6ヶ月後に申請して受け取る形式)。

2026年10月26日時点では、表のうちWebARENA Indigo・ConoHa VPS・KAGOYA CLOUD VPS・クラウド VPS byGMOが新規受付を止めていて、さくらのVPSは石狩リージョンだけ受付を再開しています。ConoHaの停止と再開のお知らせは、どれも対象を「ConoHa VPS」としていて、ConoHa for Windows Serverについては書かれていません。受付を続けていることを公式のお知らせで確かめられるのは、ABLENET VPSとXServer VPS for Windows Serverです。

\ Windows Serverが1GB 月額1,239円から(36ヶ月契約) /

ConoHa for Windows Serverの料金を見る

初期費用0円 / 時間課金にも対応 / ConoHa VPSは10月24日から新規受付を停止中

AIエージェント(Claude Codeなど)から操作できるVPSの比較 

2026年は、「Claude Code」などのAIエージェントからVPSを操作するための公式の仕組みが、国内のVPSでも出そろってきました。各社の公式サイトで確認できた対応は次のとおりです(2026年10月20日時点)。

サービス

API

公式のMCPサーバー

AIエージェントを入れて作れるイメージ

XServer VPS

あり(9月8日から)

あり(9月8日から)

Claude Code・Codex CLI・Gemini CLIなど

シンVPS

あり(9月8日から)

あり(9月8日から)

Claude Code・Codex CLI・Gemini CLIなど

ConoHa VPS

あり

あり(リモートMCP)

Claude Codeなど

ABLENET VPS

公式サイトで見当たらず

公式サイトで見当たらず

Claude Codeなど(AIセルフホストVPS)

KAGOYA CLOUD VPS

公式サイトで見当たらず

公式サイトで見当たらず

Claude Code

さくらのVPS

あり

公式サイトで見当たらず

なし(Dify・n8nなどはあり)

WebARENA Indigo

あり(ドキュメントは英語)

公式サイトで見当たらず

公式サイトで見当たらず

クラウド VPS byGMO

公式サイトで見当たらず

公式サイトで見当たらず

公式サイトで見当たらず

MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが外部のサービスを操作するための共通の接続方式です。ConoHa VPSの「リモートMCP」は、ClaudeやClaude Code、ChatGPTなどから利用でき、認証はOAuth 2.1なのでAPIキーを設定ファイルに書かずにつなげます。XServer VPSとシンVPSは、APIと同じ操作をMCPサーバーとCLIからも実行できます。

MCPでつなぐ前に確認したいのは、AIエージェントにどこまでの操作を許すかです。ConoHa VPSのリモートMCPは、サーバーの作成・停止・削除・リサイズまでできますが、公式サイトには操作を読み取りだけに絞る設定の案内がありません。XServer VPSとシンVPSは、APIキーを複数発行でき、キーごとに操作できるVPS・機能のカテゴリ単位の権限・接続元のIPアドレスを絞れます。どちらのAPIでもVPSの新規申し込みとOSの再インストール(データが消える操作)ができるので、権限を絞らないキーをAIエージェントに渡すのは避けてください。

私は、自宅のサーバーの入口にしているConoHa VPSの設定変更をClaude Codeに任せていますが、MCPは使わず、SSHでつないで作業させています。サーバーの作成・削除やOSの再インストールのように取り返しのつかない操作はAIエージェントに任せず、自分で行っています。Claude Codeでの運用の全体はClaude Codeで本番環境を運用する|自宅サーバーの6サイトを一元管理する仕組みにまとめています。

2026年のVPS選びで必ず押さえるべき4つの変化 

2026年は、料金の値上げと新規受付の停止が続きました。1年前の比較記事の情報で選ぶと、申し込めないプランや値上げ前の料金を前提にしてしまいます。

変化1:XServer VPSの新規受付の停止と再開 

XServer VPSは、2026年7月14日17時に2GBプランの新規受付を一時停止し、9月17日には全プランの新規受付を一時停止しました。7月の停止について、公式のお知らせは世界的なサーバー機器の需要増加による調達コストの高騰と、想定を上回る申し込みで在庫がひっ迫したことを理由に挙げています。全プランの新規受付は10月6日17時に再開し、ビジネスプランも10月16日に再開しました。

7月14日のお知らせでは、ほかにも次の変更が発表されました。

変更内容

影響

2GBプランの新規受付停止

新規契約の最小構成が4GBになった

「メモリ無料増設」の新規提供終了

4GB以上のプランでメモリが無料で増える特典がなくなった

「最大20%オフキャンペーン」の早期終了

キャンペーンの割引がなくなった

「無料VPS」の利用期間の短縮(7月22日)

無料VPSは新規受付も停止中で、お試しで使い始める方法がなくなった

10月6日の再開で、XServer VPSはふたたび新しく契約できるようになりました。ただし、7月14日に止めた2GBプランについては、再開のお知らせが出ていません(料金表には2GBプランが載っています)。「無料VPS」の新規受付も止まったままです。

変化2:2026年9月1日にXServer VPSとシンVPSが値上げ 

XServer VPSは2026年9月1日に全プランの料金を改定しました。同じエックスサーバー株式会社のシンVPSも、同じ日に全プランを値上げしています。36ヶ月契約の月額の変化は次のとおりです。

サービス

プラン

改定前

改定後

上昇率

XServer VPS

2GB

990円

1,265円

約28%

XServer VPS

4GB

1,700円

2,035円

約20%

XServer VPS

8GB

3,201円

3,850円

約20%

XServer VPS

16GB

7,200円

8,690円

約21%

シンVPS(大容量メモリ)

1GB

325円

451円

約39%

シンVPS(大容量メモリ)

2GB

690円

950円

約38%

シンVPS(大容量メモリ)

4GB

980円

1,350円

約38%

シンVPS(大容量メモリ)

8GB

1,900円

2,620円

約38%

どちらも9月1日以降の申し込みから新しい料金が適用され、既存の契約も9月1日以降の更新から新しい料金になります。36ヶ月契約での値上げ幅は、XServer VPSが約20〜28%、シンVPSが約38%です。

変化3:メモリ1〜4GBの最安のサービスが入れ替わった 

2つの変化のあと、メモリ1〜4GBで月額が最も安いサービスは次のようになりました。

メモリ

月額が最も安いサービス

次に安いサービス

1GB

WebARENA Indigo 449円(契約期間の縛りなし)

シンVPS 451円(36ヶ月契約)

2GB

KAGOYA CLOUD VPS 715円(年額プラン)

WebARENA Indigo 814円(契約期間の縛りなし)

4GB

シンVPS 1,350円(36ヶ月契約)

ABLENET VPS 1,536円(L2・年払い)

シンVPSは、XServer VPSと同じエックスサーバー株式会社が運営しています。9月1日に値上げしたあとも、1GBと4GBでは最安かそれに近い料金です。2GBではKAGOYA CLOUD VPSとWebARENA IndigoがシンVPSより安く、契約期間も短いか縛りがありません。ただし、2GBで最も安いKAGOYA CLOUD VPSは10月19日から新規受付を止めています。

変化4:Linuxカーネルの脆弱性で5社が新規受付を停止 

10月16日にさくらのVPSとクラウド VPS byGMO、10月19日にConoHa VPSとKAGOYA CLOUD VPSが、Linuxカーネルの脆弱性(CVE-2026-99999)の対応のため新規受付を止めました。10月21日にはWebARENA Indigoも、影響を慎重に確認するためとして新規受付を止めています。VPSは1台の物理サーバー(ホスト)の上で多くの利用者の仮想マシンが動く仕組みなので、利用者が自分のサーバーのOSを更新しても、ホスト側の対策は事業者にしかできません。

一方で、ABLENET VPSは新規のサーバーを収容するホストの対策を終えたとして受付を続けています。シンVPSとXServer VPSは、2026年10月20日時点でこの脆弱性についてのお知らせを出しておらず、受付を続けています。10月23日には、ConoHa VPSが対策を終えたホストで新規受付を再開し、さくらのVPSも石狩リージョンだけ再開しました。ConoHa VPSは翌日の10月24日13時40分から、緊急メンテナンスのためふたたび新規受付を止めています(終了日時は未定)。各社の状況は「結論」の節の表にまとめています。

\ エックスサーバー運営のVPSが月額451円から /

シンVPSを公式サイトでチェックする

初期費用0円 / 転送量無制限 / 全プランNVMe SSD

VPSおすすめランキング【2026年版】 

主要8社の順位は、私が次の5項目を総合して判断しました。

  • 料金 — 同スペックで比べたときの実質的な支払額
  • 性能 — CPU世代、ストレージの種類、ネットワーク帯域
  • 扱いやすさ — コントロールパネルの分かりやすさ、テンプレートの充実度
  • サポート — 対応時間と窓口の種類
  • 実績・安定性 — 運営年数、SLAの有無、稼働実績

なお、順位はあくまで「幅広い用途で使う前提での総合評価」です。短期検証だけに使いたい、FX専用にしたいといった目的が決まっている場合は、後述の用途別セクションを優先して参照してください。ConoHa VPS・クラウド VPS byGMO・KAGOYA CLOUD VPS・WebARENA Indigo(さくらのVPSは東京・大阪)は2026年10月26日時点で新規受付を止めていますが、脆弱性の対応や緊急メンテナンスによる一時的な措置なので、順位には反映していません。

順位

サービス

評価した点

順位を下げた点

1位

シンVPS

1GB・4GBの月額が最安クラス。全プランNVMe SSD・転送量無制限

最安の料金は36ヶ月契約が前提。無料お試しがない

2位

ConoHa VPS(新規受付を停止中)

管理画面とテンプレートが扱いやすい。時間課金で1時間単位から使える

時間課金のままだと36ヶ月契約の約2倍の月額になる

3位

XServer VPS

NVMe SSDの容量が大きい(4GBで150GB)。APIとMCPでAIエージェントから操作できる

最小は4GB(2GBは停止中)で、同じメモリではシンVPSより高い。無料お試しがない

4位

さくらのVPS(新規受付は石狩のみ)

全プランで2週間の無料お試し。3リージョンから選べる

同じメモリでは月額が高い

5位

クラウド VPS byGMO(新規受付を停止中)

SLA99.99%保証。15日間の無料お試し

サーチャージを含めると同じメモリでは最も高い水準

6位

ABLENET VPS

16GB以上が安い。Windows・FX向けのプランがある

データセンターは大阪のみ。更新後に料金が上がるプランがある

7位

KAGOYA CLOUD VPS(新規受付を停止中)

日額20円から使える。NVMe SSDの容量が大きい

管理画面とテンプレートが初心者向けに作り込まれていない

8位

WebARENA Indigo(新規受付を停止中)

1GBで449円。契約期間の縛りがない

停止中も課金が続く。問い合わせフォームでの対応がない

1位:シンVPS|月額451円から使える現在の最安クラス 

項目

内容

最安の月額

451円(1GB・36ヶ月契約)

初期費用

0円

ストレージ

全プランNVMe SSD

転送量

無制限

最低利用期間

3ヶ月(1GBの3ヶ月契約は月額730円)

無料お試し

なし

運営会社

エックスサーバー株式会社

シンVPSは、XServer VPSと同じエックスサーバー株式会社が運営するVPSです。2026年9月1日に全プランを約38%値上げしましたが、36ヶ月契約なら1GBで451円、4GBで1,350円と、メモリあたりの料金は今も最安クラスです。

プランは「大容量メモリプラン」と「スタンダードプラン」の2系統に分かれています。この2つの違いを理解しておくと選択を間違えません。

プラン系統

設計思想

向いている用途

大容量メモリプラン

同価格でメモリを厚く、ストレージは控えめ

アプリケーション実行、データベース、キャッシュ、AI処理

スタンダードプラン

メモリに比例してストレージも大きい

画像・動画を多く扱うメディアサイト、ファイル保管

一般的なWebサイト運営や開発用途であれば、大容量メモリプランを選んでおけばまず間違いありません。1GBで451円、2GBで950円、4GBで1,350円(いずれも36ヶ月契約)のうち、1GBと4GBは今回の8社で最安かそれに近い料金です。

弱点は無料お試し期間がないことと、最安価格が36ヶ月契約前提である点です。短期間だけ試したい場合は、後述のさくらのVPS(2週間無料)やConoHa VPS(時間課金)のほうが向いています。

こんな人におすすめ

  • とにかくコストを抑えて長期運用したい
  • エックスサーバー株式会社のVPSを、XServer VPSより安い月額や1GB・2GBのプランで使いたい
  • WordPressや自作アプリを常時稼働させる用途がはっきりしている

\ 1GB 451円 / 2GB 950円 / 4GB 1,350円 /

シンVPSの全プランを見る

36ヶ月契約時 / 初期費用0円 / 転送量無制限 / NVMe SSD

2位:ConoHa VPS|管理画面が扱いやすく時間課金で試せる 

項目

内容

最安の月額

326円(512MB・36ヶ月契約)/1GBは542円

初期費用

0円

ストレージ

SSD(1GB以上は100GB)

課金方式

時間課金(月額上限あり)/長期割引「まとめトク」

最低利用期間

時間課金はなし(まとめトクは途中解約できない)

無料お試し

なし(時間課金で1時間単位から使える)

運営会社

GMOインターネット株式会社

新規受付

10月24日13時40分から一時停止中(緊急メンテナンス。終了日時は未定。10月19日〜22日も停止)

ConoHa VPSの最大の価値は、コントロールパネルの分かりやすさとテンプレートの充実度にあります。Minecraft、ARK、Palworldといったゲームサーバー、WordPress(KUSANAGI)、Difyなどのテンプレートが用意されており、申し込みからサーバー起動までの間に環境構築がほぼ完了します。

料金は、使った時間の分だけ支払う時間課金(月額上限あり)と、期間分を一括で前払いする長期割引の「まとめトク」の2種類です。36ヶ月のまとめトクでは1GBが542円、2GBが903円、4GBが1,691円で、時間課金の月額上限(1GB 1,065円、2GB 2,033円、4GB 3,608円)の半分前後になります。10月29日16時までの「Happy Halloweenキャンペーン」では、まとめトクの初回の料金がさらに下がり、36ヶ月契約の1GBは466円です。

ただし、ConoHa VPSは10月24日13時40分から、緊急メンテナンスのため新規の申し込みを止めています。終了日時は未定です。脆弱性の対応で10月19日から止めていた受付を10月23日に再開した翌日のことで、お知らせは脆弱性との関係を書いていません。10月23日のお知らせでは、私のようにすでにConoHaを使っている人には、契約中のサーバーが動くホストにも順次メンテナンスで対策を当てると案内されています。日時と影響は、登録したメールアドレスに個別に届きます。

私もConoHa VPSを約2年使っていて、料金が手ごろで管理パネルも使いやすいと感じています。2025年11月まではメモリ4GBのプランでこのサイトを運用していて、今はメモリ1GB・2コアのプランを、自宅のサーバーの入口として使っています。ConoHa VPSを使い始めてから、サーバーが止まったことは一度もありません。Next.jsで作ったWebアプリをConoHa VPSに構築した手順はNext.jsをオンプレミス環境にデプロイする方法|Conoha VPSを使用にまとめています。

こんな人におすすめ

  • VPSを初めて使う、コマンド操作に不安がある
  • Minecraftなどのゲームサーバーを手軽に立てたい
  • まず短期間試してから本格運用を判断したい

\ 時間課金で1時間単位から・36ヶ月契約なら1GB 542円 /

ConoHa VPSの料金を見る

10月24日から新規受付を一時停止中 / 初期費用0円 / 時間課金は最低利用期間なし

3位:XServer VPS|大容量のNVMe SSDとAPI・MCP対応 

項目

内容

最安の月額

2,035円(4GB・36ヶ月契約)

初期費用

0円

ストレージ

全プランNVMe SSD(4GBで150GB)

転送量

無制限

CPU

AMD EPYC

新規受付

10月6日に再開(2GBプランは7月14日から停止。再開の告知なし)

運営会社

エックスサーバー株式会社

XServer VPSは、AMD EPYCプロセッサと全プランNVMe SSDを搭載したVPSで、60種類以上のOS・アプリイメージが用意されています。アプリイメージには、MinecraftやPalworldなどのゲームサーバー、WordPress、Dify、Claude Codeが含まれます。

2026年は、7月14日に2GBプランの新規受付を停止し、9月1日に36ヶ月契約で約20〜28%値上げしたうえで、9月17日から10月6日まで全プランの新規受付を止めていました。2GBプランの再開は告知されていないので、新規で選べる最小のプランは4GB(36ヶ月契約で月額2,035円)と考えておくのが安全です。

4GBで150GB、8GBで400GB、16GBで800GBというNVMe SSDの容量は、同じメモリのシンVPSやConoHa VPS(50〜100GB)より大きく、転送量も無制限です。9月8日からはAPIとMCPサーバーに対応していて、APIキーごとに操作できるVPSと権限を絞ったうえでAIエージェントから操作できます。

こんな人におすすめ

  • 4GB以上のメモリと、容量の大きいNVMe SSDが必要
  • Claude CodeなどのAIエージェントから、権限を絞ったAPIキーでVPSを操作したい

\ NVMe SSDが4GBで150GB・APIとMCPに対応 /

XServer VPSの料金を確認する

4GB 2,035円〜(36ヶ月契約)/ 初期費用0円 / 転送量無制限

4位:さくらのVPS|2週間の無料お試しと3リージョン 

項目

内容

最安の月額

590円(512MB・石狩・12ヶ月一括)/月払いは643円

初期費用

0円

ストレージ

SSD

リージョン

石狩・大阪・東京の3拠点

無料お試し

2週間(クレジットカード払いのとき。同時に2台まで)

最低利用期間

3ヶ月

SLA

メモリ4GB以上かつ「V5」以上のLinuxプラン(稼働率99.95%)

運営会社

さくらインターネット株式会社

新規受付

石狩リージョンは受付中(10月23日に再開)。東京・大阪は10月16日から停止中(再開時期は未定)

さくらのVPSは、国内VPSの草分け的存在で、長期にわたる運用実績が最大の信頼材料です。石狩・大阪・東京の3リージョンから設置場所を選べるので、災害時のリスク分散や、利用者に近い拠点を選ぶといった設計ができます。

料金はリージョンによって異なり、石狩が最も安く、大阪、東京の順に高くなります。同じ2GBプランでも、月払いで石狩1,738円に対して東京1,958円と、月額200円程度の差が出ます。12ヶ月分を一括で支払うと、石狩の2GBは月額換算で1,594円になります。

全プランで2週間の無料お試しがあります(クレジットカード払いを選んだ場合)。管理画面や動作を確かめてから本契約できますが、お試し期間中はサーバーからの送信が10Mbpsに制限されるため、回線の速度はお試しでは確かめられません。

こんな人におすすめ

  • 契約前にじっくり試してから決めたい
  • データセンターの場所を自分で選びたい
  • 長期運用の実績がある事業者に任せたい

\ 2週間の無料お試しあり・3リージョンから選べる /

さくらのVPSを公式サイトで見る

石狩は10月23日に受付を再開(東京・大阪は停止中)/ 512MB 590円〜(12ヶ月一括)/ 初期費用0円

5位:クラウド VPS byGMO|SLA99.99%保証の法人向け 

項目

内容

最安の月額

1,287円(1GB・12ヶ月契約。サーチャージ429円を含む)

初期費用

0円

ストレージ

SSD

SLA

99.99%保証(未達の月は月額の10%相当を返金)

無料お試し

15日間(1GB・2GB・4GBプラン)

転送量

無制限

運営会社

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社

新規受付

10月16日から一時停止中

クラウド VPS byGMOは、SLA99.99%の稼働率保証を掲げる法人志向のVPSです。保証水準を下回った場合には利用料金の返金が規定されており、ビジネス継続性を重視する用途で選ばれています。

現行のVシリーズの12ヶ月契約の料金は1GB 858円、2GB 1,408円、4GB 2,618円、12GB 11,528円ですが、プラン料金とは別に毎月のサーチャージ費(1GBで429円、4GBで1,309円)がかかります。合計すると1GBで1,287円、4GBで3,927円になり、同じメモリの他社より高くなります。その代わり、1GB・2GB・4GBプランには15日間の無料お試しがあり、SLAと合わせて、止まると困るシステムを載せる条件が揃っています。

ストレージ容量も手厚く、4GBプランで200GB、8GBプランで600GB、12GBプランで800GBと、価格に対して余裕のある構成です。

こんな人におすすめ

  • 業務システムなど止められないサービスを載せる
  • 稼働率の保証が契約上必要
  • 導入前に十分な検証期間を確保したい

\ SLA99.99%保証・15日間の無料お試し /

クラウド VPS byGMOの詳細を見る

10月16日から新規受付を一時停止中 / 初期費用0円 / 1GB 1,287円〜(サーチャージ込み)

6位:ABLENET VPS|FX自動売買・Windows環境に特化 

項目

内容

最安の月額

554円(L0・0.5GB・年払い)

初期費用

プランにより0円〜1,130円

データセンター

大阪

無料お試し

最大10日間(1契約者1回)

特典

申込月の料金が無料

Windows

仮想デスクトッププランあり

運営会社

株式会社ケイアンドケイコーポレーション

新規受付

受付中(新規のサーバーは脆弱性の対策を終えたホストに収容)

ABLENET VPSは、FX自動売買(MT4/MT5)とWindowsリモートデスクトップ用途に振り切ったサービスです。データセンターが大阪にあり、東京一極集中のリスクを避けたい場合の選択肢にもなります。

Linuxプランは2026年7月1日にL0〜L7へリニューアルされました。現行の構成は次のとおりです(年払いの場合の月額)。

プラン

メモリ

vCPU

SSD

年払いの月額(契約時)

年払いの月額(更新後)

L0

0.5GB

1コア

30GB

554円

554円

L1

2GB

2コア

40GB

968円

1,130円

L2

4GB

3コア

80GB

1,536円

1,706円

L3

8GB

4コア

160GB

2,280円

2,400円

L4

10GB

5コア

200GB

2,850円

3,000円

L5

16GB

8コア

300GB

4,560円

4,960円

L6

32GB

10コア

500GB

11,664円

12,960円

L7

64GB

12コア

800GB

23,328円

25,920円

注目すべきはL5(16GB・月額4,560円)で、同じ16GBのシンVPS(5,110円)やさくらのVPS(12ヶ月一括で12,100円)より安く、今回の8社で最も安い16GBのプランです。メモリを多く必要とする用途では、汎用VPSとしても十分に検討する価値があります。

Windows仮想デスクトッププランはWin1(2GB・年払いで月額1,587円)から別系統で提供されています。最大10日間の無料お試しに加えて申込月の料金が無料になるため、実質的な初期負担はかなり小さく抑えられます。

なお初期費用はL0のみ1,130円が必要で、L1以上は無料です。表の料金は年払いの場合で、月払いにするとL1は1,234円(2ヶ月後の更新から1,476円)になります。

データセンターが大阪だけという制約はありますが、MT4を24時間動かし続ける、Windowsアプリケーションをリモートで使うといった目的がはっきりしている場合には有力です。なおプラン構成の改定が比較的頻繁なため、申し込み前に公式サイトで最新の構成を確認することをおすすめします。

こんな人におすすめ

  • FX自動売買を24時間稼働させたい
  • Windows環境をリモートデスクトップで使いたい
  • 関西圏のデータセンターを選びたい

\ 最大10日間お試し無料+申込月の料金が無料 /

ABLENET VPSの料金を見る

Linuxプラン554円〜 / Windows 1,587円〜(いずれも年払い)

7位:KAGOYA CLOUD VPS|日額20円から試せる大容量ストレージ 

項目

内容

最安の月額

506円(1GB・年額プラン)

日額課金

20円から(1GBの月額上限は550円)

初期費用

0円

最低利用期間

なし(年額プランは途中解約しても返金なし)

ストレージ

NVMe SSD(1GBでも100GB)

運営会社

カゴヤ・ジャパン株式会社

新規受付

10月19日18時から一時停止中(再開時期は未定)

KAGOYA CLOUD VPSは、日額課金に対応した柔軟な料金体系と、価格に対して大きいストレージが特徴です。1GBプランでも100GB、4GBプランでは600GB、8GBプランでは800GBのNVMe SSDが付きます。

日額20円から使えるため、1GBを1週間だけ使っても140円で済みます。年額プランを選べば1GB 506円、2GB 715円、4GB 1,617円と、月額換算でも2GBまでは今回の8社で最安かそれに近い料金です。

ランキングで7位としているのは、価格やスペックに不満があるからではなく、コントロールパネルやテンプレートが初心者向けに作り込まれていないため、総合評価では上位の各社に一歩譲るという判断です。Linuxの操作に慣れている方であれば、コストパフォーマンスは非常に高いサービスです。

こんな人におすすめ

  • 短期間だけサーバーが必要(日額課金を活かせる)
  • ストレージ容量を最重視する
  • Linuxの基本操作に慣れている

8位:WebARENA Indigo|契約縛りなしで最安級 

項目

内容

最安の月額

449円(1GB・月額上限)

時間単価

0.7円/時から

初期費用

0円

契約期間の縛り

なし

無料お試し

なし(新規登録で500円分のクーポン。30日間有効)

注意点

サーバー停止中も課金が継続する

運営会社

NTTPCコミュニケーションズ株式会社

新規受付

10月21日から一時停止中(再開時期は未定。契約中の人はインスタンスを追加できる)

WebARENA Indigoは、1時間単位の課金と月額上限を組み合わせた料金体系で、契約期間の縛りがありません。1GB 449円、2GB 814円、4GB 1,630円という月額上限は国内最安級です。768MB(月額319円)のプランもありますが、IPv4アドレスが付かないIPv6専用のプランです。

注意点として、サーバーを停止していても課金は継続します。「使わないときは止めておけば安くなる」という一般的なクラウドの感覚で契約すると想定と違う請求になるため、常時稼働前提で考えたほうが無難です。

また、公式の比較表では、上位サービスの「IndigoPro」にある問い合わせフォームからの問い合わせ対応が、WebARENA Indigoには付いていません。価格は安いものの、サーバーの構築と運用を自分で進められる人向けのサービスです。

なお、WebARENA Indigoは10月21日から新規の申し込みを止めています。契約中の人は、停止中もインスタンスを追加できます。

こんな人におすすめ

  • 長期契約に縛られたくない
  • 自力でサーバー構築・運用ができる
  • とにかく月額を抑えたい

用途別のおすすめVPSと必要スペック 

VPS選びで最も失敗が多いのは、用途に対してスペックを見誤ることです。ここでは代表的な7つの用途について、必要なスペックの目安とおすすめのサービスを整理します。

用途

推奨メモリ

推奨vCPU

月額の目安

おすすめVPS

個人ブログ・小規模サイト

1〜2GB

1〜2コア

450〜1,000円

シンVPS

中規模サイト(月間数十万PV)

4〜8GB

3〜6コア

1,350〜3,200円

シンVPS/KAGOYA CLOUD VPS

ゲームサーバー(少人数)

2〜4GB

2〜4コア

900〜1,700円

ConoHa VPS

ゲームサーバー(大人数)

8GB以上

4コア以上

2,300〜5,200円

シンVPS/ABLENET VPS

FX自動売買(MT4/MT5)

2〜4GB

2〜3コア

1,600〜2,100円

ABLENET VPS

開発・検証環境

1〜4GB

1〜4コア

450〜1,700円

ConoHa VPS/シンVPS

AIアプリのセルフホスト(Dify・n8nなど)

4GB以上

2コア以上

1,350〜2,300円

シンVPS/ABLENET VPS

業務システム・法人利用

8GB以上

6コア以上

6,500〜11,000円

クラウド VPS byGMO/さくらのVPS

WordPress・ブログ運営向け 

個人ブログや小規模な企業サイトであれば、1〜2GBのメモリで十分です。月間1万PV程度までなら1GBプランでも問題なく運用できます。

この用途でコストを最優先するならシンVPSの大容量メモリ1GBプラン(36ヶ月契約で月額451円)か、契約期間の縛りがないWebARENA Indigoの1GBプラン(月額449円。10月21日から新規受付を停止中)が最安です。画像を多く扱うメディアサイトの場合は、ストレージに余裕のあるスタンダードプランか、100GB SSDが付くConoHa VPSの1GBプラン(36ヶ月契約で月額542円)を検討してください。

月間数十万PV規模に成長してきたら、4GB以上への移行を考えます。画像の多いメディアでは、NVMe SSDが600GB付くKAGOYA CLOUD VPSの4GBプラン(年額プランで月額1,617円)や、回線の上限が500MbpsになるWebARENA Indigoの4GBプラン(月額1,630円)も候補になります。

マインクラフトなどゲームサーバー向け 

ゲームサーバーは同時接続人数に比例してメモリが必要になります。Minecraftの目安は以下のとおりです。

同時接続人数

推奨メモリ

推奨vCPU

月額の目安

1〜4人

2GB

2〜3コア

900〜1,000円

5〜10人

4GB

3〜4コア

1,350〜1,700円

10〜20人

8GB

4〜6コア

2,600〜3,900円

20人以上+MOD多数

16GB以上

6コア以上

5,100円〜

この用途ではConoHa VPSが最も手軽です。Minecraft、ARK、Palworld、Rustなどのテンプレートが用意されており、サーバー作成時にゲームを選ぶだけでマルチプレイ環境が立ち上がります。Linuxのコマンド操作を一切せずに始められるため、ゲーム目的でVPSを初めて触る方には最適です。ただし10月24日から新規受付を止めているので、再開までは、MinecraftやPalworldのアプリイメージがあるXServer VPSやシンVPSが代わりになります。

大人数・MOD多数のサーバーでは、メモリとCPUのコア数が必要になります。シンVPSの8GBプラン(36ヶ月契約で月額2,620円)や、ABLENET VPSのL3(8GB・年払いで月額2,280円)が候補になります。

\ ゲームテンプレートで即マルチプレイ環境が完成 /

ConoHa VPSでゲームサーバーを立てる

Minecraft / ARK / Palworld / Rust など多数対応 / 10月24日から新規受付を一時停止中

FX自動売買(MT4/MT5)向け 

FX自動売買では、24時間365日止まらないことと、取引サーバーまでのレイテンシが重要です。スペックとしては2〜4GB程度あれば十分で、むしろ稼働の安定性と回線品質を優先すべき用途です。

ABLENET VPSはこの用途向けに設計されており、Windows仮想デスクトッププランならMT4/MT5をそのまま動かせます。Win1プラン(2GB・年払いで月額1,587円)から利用でき、最大10日間のお試しに加えて申込月が無料になるため、実際に自分のEAを動かして検証してから本契約できます。

複数のEAを並行稼働させる場合はWin2(3.5GB・年払いで月額2,070円)以上を選んでください。

\ MT4/MT5をそのまま動かせるWindows環境 /

ABLENET VPSをFX用途で確認する

Win1プラン 年払いで1,587円〜 / 最大10日お試し+申込月無料

Windows Server・リモートデスクトップ向け 

Windows環境が必要な場合は、前半の「Windows Serverが使えるVPSの料金比較」で各社の料金を比べています。事務作業やアプリケーションのリモート実行が目的なら2GBから、複数のアプリを同時に動かすなら4GB以上を見込んでください。

ABLENET VPSのように、更新後の料金が初回の契約より高くなるサービスもあります。長く使う前提なら、更新後の金額で予算を組んでおくと安全です。

開発・検証環境向け 

開発用途では「作っては壊す」使い方が中心になるため、課金の柔軟性が最も重要です。

ConoHa VPSは時間課金に対応しており、最低利用期間もありません。数時間だけ立ち上げて検証し、削除すればその分の料金しか発生しないため、検証用途では無駄が出にくい構成です。KAGOYA CLOUD VPSの日額20円プランも同様に短期検証に向いています。WebARENA Indigoも1時間0.7円から使えます。ただし、2026年10月26日時点では3社とも新規受付を止めています(ConoHa VPSは10月24日から)。

常時稼働の開発サーバーが欲しい場合は、シンVPSの1GBプラン(36ヶ月契約で月額451円)か、契約期間の縛りがないWebARENA Indigoの1GBプラン(月額449円。10月21日から新規受付を停止中)が安く済みます。

開発環境の構築手順については、サクッとWebアプリ開発環境用に各種ツールのインストール手順まとめと【Ubuntu】サーバー管理でよく使う私的Linuxコマンドまとめにまとめてあります。契約後の初期設定で迷ったら参照してください。

AIアプリ(Dify・n8nなど)のセルフホスト向け 

生成AIのAPIを組み合わせたチャットボットやワークフローを、自分のサーバーで動かす用途です。代表的な「Dify」は、Docker Composeで導入する場合の最低要件をCPU 2コア以上・メモリ4GiB以上としています。モデルの推論を外部のAPI(OpenAIなど)に任せる使い方なら、GPUのない普通のVPSで動かせます。

8社のうち6社は、Difyやn8nを最初から入れられる仕組みを用意しています。

サービス

用意されているもの

条件・備考

シンVPS

Dify・n8n・Claude Codeなどのアプリイメージ

Difyは4GB以上、n8nは2GB以上のプラン

ConoHa VPS

スタートアップスクリプト(Dify・n8n・Claude Codeなど)

サーバーの作成時に選ぶ

さくらのVPS

スタートアップスクリプト(Dify・n8n・Open WebUI)

契約後にコントロールパネルから選ぶ。DifyとOpen WebUIは「さくらのAI Engine」と組み合わせる構成

ABLENET VPS

「AIセルフホストVPS」のセットアップツール(Dify・n8n・Open WebUI・Claude Codeなど)

Dify・n8n向けにはL3(8GB)を推奨

KAGOYA CLOUD VPS

簡単アプリケーションセットアップ(Dify・Claude Codeなど)

OSテンプレートと一緒に選ぶ

XServer VPS

Dify・n8n・Claude Codeなどのアプリイメージ

10月6日に新規受付を再開

WebARENA Indigoとクラウド VPS byGMOには、公式サイトでDifyやn8nのテンプレートを確認できませんでした。この2社では、OSを入れたあとにDockerなどで自分で導入します。

Difyの最低要件を満たすメモリ4GBのプランは、シンVPSが月額1,350円(36ヶ月契約)、ABLENET VPSのL2が1,536円(年払い)、KAGOYA CLOUD VPSが1,617円(年額プラン)です。ABLENET VPSは、Difyやn8nを動かすならL3(8GB・年払いで月額2,280円)を推奨しています。

画像の生成やモデルの学習のように、GPUで計算させる処理には、GPUを載せたサーバーが必要です。GPUサーバーは料金の単位も事業者も異なるため、この記事の比較には含めていません。

業務システム・法人利用向け 

業務システムでは価格よりも稼働率の保証とサポート体制が判断基準になります。

重視する条件

おすすめVPS

理由

稼働率の契約保証

クラウド VPS byGMO

SLA99.99%、未達の月は月額の10%相当を返金

災害時の分散

さくらのVPS

石狩・大阪・東京の3リージョン

大容量のストレージ

KAGOYA CLOUD VPS

4GBで600GB、8GBで800GBのNVMe SSD

クラウド VPS byGMOはSLA99.99%を明示しており、契約上の稼働保証が必要な案件では最有力です。15日間の無料お試し(1GB・2GB・4GBプラン)があるため、導入前に十分な検証期間を取れる点も法人利用に適しています。

\ SLA99.99%・15日間の無料お試しで検証できる /

クラウド VPS byGMOを法人用途で検討する

初期費用0円 / 転送量無制限 / 稼働率未達時は返金規定あり

VPSの料金で失敗しないための5つのチェックポイント 

比較表の月額料金だけで決めると、契約後に「思っていたより高い」「想定した使い方ができない」となりがちです。申し込み前に必ず確認すべき5点を挙げます。

1. 最安価格の前提条件を確認する 

比較表の最安の料金は、多くが長期契約の一括前払いを前提にしています。2GBプランで、最安の条件と短期で使う場合の月額を比べると次のようになります。

サービス(2GBプラン)

最安の条件と月額

短期で使う場合の月額

KAGOYA CLOUD VPS

715円(年額プラン)

770円(日額28円の上限)

WebARENA Indigo

814円(時間課金の上限)

814円(同じ)

ConoHa VPS

903円(36ヶ月契約)

2,033円(時間課金の上限)

シンVPS

950円(36ヶ月契約)

1,020円(最低利用期間の3ヶ月契約)

ABLENET VPS(L1)

968円(年払い。更新後は1,130円)

1,234円(月払い。更新後は1,476円)

さくらのVPS

1,594円(石狩・12ヶ月一括)

1,738円(月払い。最低利用期間は3ヶ月)

クラウド VPS byGMO

2,112円(12ヶ月契約・サーチャージ込み)

2,442円(1ヶ月契約・サーチャージ込み)

ConoHa VPSは時間課金のままだと36ヶ月契約の2倍以上の月額になり、WebARENA Indigoのように長期契約の割引がなく短期でも同じ料金のサービスもあります。

36ヶ月契約は一括前払いが基本です。3年分をまとめて支払う覚悟があるかどうかを先に決めてください。判断がつかない場合は、まず短期契約や時間課金で始めて、継続すると決めてから長期契約へ切り替えるのが安全です。

2. 表示料金に含まれないコストを把握する 

VPSの月額料金には、実運用で必要になる機能がすべて含まれているわけではありません。

項目

基本料金に含まれるか

追加費用の目安

サーバー本体

含まれる

プラン料金

初期費用

多くは無料(ABLENET L0は1,130円)

0〜3,000円

自動バックアップ

多くは有料オプション

月額300〜1,000円

追加ストレージ

有料

月額500〜3,000円

追加IPアドレス

有料

月額数百円〜

24時間365日サポート

プランや契約による

月額1,000〜5,000円

SSL証明書

無料証明書の利用は可能

有料版は年額1,000〜10,000円

サーチャージ

クラウド VPS byGMOは別料金

1GBで月額429円(12ヶ月契約)

特にバックアップは後回しにされがちですが、実質的に必須です。有料オプションを使わない場合は自前でバックアップの仕組みを用意する必要があり、その手間も含めてコストと考えてください。

3. 転送量と回線速度の条件を見る 

各社の回線の帯域と転送量は、前半の「国内VPS8社の回線速度(帯域)比較」にまとめています。表の「共有」や「最大」は上限の値で、私のConoHa VPSでは送信が公式の上限の3分の1程度でした。動画や大きなファイルを配信する予定があるなら、月額より先に帯域を確認してください。

4. プラン変更(スケールアップ/ダウン)の可否 

アクセスが増えたとき、あるいは想定より小さくて済んだとき、プランを変えられるかどうかで長期的なコストが変わります。

多くのサービスで上位プランへの変更は可能ですが、下位プランへの変更(ダウングレード)に対応しているかは各社で異なります。また、ストレージ容量が減る方向の変更は、データの都合上できないことが一般的です。将来的な増減の見込みが不透明なら、最初は小さめのプランから始めるのが安全です。

5. 無料お試し期間の有無 

契約前に実機で確認できるかどうかは、思っている以上に重要です。

サービス

無料お試し

条件

さくらのVPS

2週間

クレジットカード払いのとき。同時に2台まで、送信は10Mbpsに制限。新規受付は石狩リージョンだけ(10月23日に再開)

クラウド VPS byGMO

15日間

1GB・2GB・4GBプラン。10月16日から新規受付を停止中

ABLENET VPS

最大10日間

1契約者1回。申込月の料金も無料

ConoHa VPS

なし

時間課金のため1時間単位で試せる。10月24日から新規受付を停止中

WebARENA Indigo

なし

新規登録で500円分のクーポン(30日間有効)

KAGOYA CLOUD VPS

なし

日額20円から使える。10月19日から新規受付を停止中

シンVPS

なし

最低利用期間3ヶ月

XServer VPS

なし

無料VPSは新規受付を停止中

お試し期間がないサービスでも、時間課金や日額課金を使えば、数十円程度で実際の動作を確認できます。ただし、時間課金のWebARENA IndigoとConoHa VPS、日額課金のKAGOYA CLOUD VPSは、2026年10月26日時点でいずれも新規受付の再開待ちです。

VPSとは?レンタルサーバー・クラウドとの違い 

ここまで読んで「そもそもVPSと他のサーバーは何が違うのか」が曖昧な方向けに、基本を整理しておきます。

VPS(Virtual Private Server/仮想専用サーバー)は、1台の物理サーバーを仮想化技術で分割し、その一区画を専用サーバーのように使えるサービスです。OSレベルの管理権限(root権限)が与えられるため、自由にソフトウェアをインストールし、設定を変更できます。

VPSと共用レンタルサーバーの違い 

比較項目

VPS

共用レンタルサーバー

root権限

あり

なし

ソフトのインストール

自由

提供されたものだけ

他ユーザーの影響

受けにくい

受けやすい

必要な知識

Linuxの基本操作

ほぼ不要

料金

月額450円〜

月額500円〜

セキュリティ管理

自己責任

事業者が実施

向いている用途

独自アプリ、ゲーム、開発

WordPressサイト運営

最大の違いはroot権限の有無です。共用レンタルサーバーでは事業者が用意した環境しか使えませんが、VPSでは好きな言語やミドルウェアを導入できます。その代わり、OSのアップデートやセキュリティ対策も自分の責任になります。

WordPressでブログを書くだけなら共用レンタルサーバーで十分です。自作のアプリケーションを動かす、ゲームサーバーを立てる、特定のミドルウェアが必要といった場合にVPSを選ぶ価値が出ます。

VPSとクラウド(AWS・GCP)の違い 

比較項目

VPS

クラウド(AWS等)

料金の予測

しやすい(定額中心)

しにくい(従量課金)

スケーラビリティ

限定的

非常に高い

構成の自由度

サーバー単位

ネットワークから設計可能

学習コスト

低い

高い

小規模での費用

安い

割高になりやすい

クラウドは負荷に応じて自動でリソースを増減させたり、複数のマネージドサービスを組み合わせたりできる一方、料金が使った分だけ変動するため予算が読みにくいという難点があります。

個人開発や小〜中規模のサービスであれば、定額で予算が確定するVPSのほうが運用しやすいケースがほとんどです。トラフィックが急増しても請求額が跳ね上がる心配がない、というのは想像以上に精神的な負担が軽くなります。

VPSの契約から使い始めるまでの流れ 

初めてVPSを契約する方向けに、実際の手順を4ステップで説明します。

STEP1:プランを選んで申し込む 

用途に合ったメモリ容量を決め、契約期間を選んで申し込みます。迷ったら1〜2GBの最小構成から始めてください。後から上位プランへ変更できるサービスがほとんどですし、最初から大きなプランを長期契約して使いきれないほうが損失は大きくなります。

支払い方法はクレジットカードが基本ですが、銀行振込やコンビニ払いに対応しているサービスもあります。さくらのVPSの2週間無料お試しのように、クレジットカード払いが条件になっている特典もあるため、特典を使いたい場合は事前に確認してください。

STEP2:OSをインストールする 

申し込み後、コントロールパネルからOSを選んでインストールします。特別な理由がなければUbuntu ServerのLTS版を選ぶのが無難です。情報量が多く、トラブル時に解決策を見つけやすいためです。私のVPSもUbuntu Server 24.04 LTSで動かしています。

ConoHa VPSやXServer VPSでは、OSだけでなく「WordPress」「Minecraft」「Docker」といったアプリケーションイメージを選べます。これを使えばSTEP4までの作業がまとめて完了します。

STEP3:初期セキュリティ設定を行う 

ここを飛ばすと危険です。VPSはグローバルIPアドレスが割り当てられ、インターネットに直接公開された状態になります。設置直後から自動化された攻撃の対象になると考えてください。

最低限、以下は実施してください。

  • rootでのSSHログインを禁止する
  • パスワード認証を無効化し、公開鍵認証に切り替える
  • SSHのポート番号を標準の22から変更する
  • ファイアウォールで必要なポートだけを開放する
  • OSとインストール済みパッケージを最新に更新する

具体的な設定手順は自宅サーバーを外部公開する方法とセキュリティ対策|v6プラスでもVPS経由で公開できるで解説しています。自宅サーバー向けの記事ですが、外部公開時に必要な対策はVPSでもほぼ共通です。

STEP4:用途に応じたソフトウェアを導入する 

セキュリティ設定が済んだら、目的に応じた環境を構築します。WebサーバーならNginxやApache、アプリケーションならNode.jsやPython、データベースならPostgreSQLやMySQLといった構成になります。

このあたりの導入手順はサクッとWebアプリ開発環境用に各種ツールのインストール手順まとめにまとめてあります。また、1台のサーバーで複数のアプリケーションを動かしたい場合は複数のNext.js製アプリをポート番号を分けて同じサーバーで運用する方法の解説も参考になるはずです。

VPSに関するよくある質問 

無料で使えるVPSはある? 

継続的に無料で使える国内VPSは、2026年10月時点では実質的に存在しません。XServer VPSが提供していた「無料VPS」(2GB/4GBプラン)は新規受付が停止されています。

「無料」に近い形で試したいのであれば、以下の選択肢が現実的です。

  • さくらのVPSの2週間無料お試し(クレジットカード払い時。新規受付は石狩リージョンだけ)
  • クラウド VPS byGMOの15日間無料お試し(1GB・2GB・4GBプラン。10月16日から新規受付を停止中)
  • ABLENET VPSの最大10日間お試し+申込月の料金無料
  • 時間課金・日額課金で数十円だけ使う(WebARENA Indigo・ConoHa VPS・KAGOYA CLOUD VPSは、新規受付の再開待ち)

新規受付を止めているVPSはいつ再開する? 

さくらのVPSは10月23日に石狩リージョンだけ再開しました。ConoHa VPSは同じ日に再開しましたが、10月24日から緊急メンテナンスのためふたたび止めています。2026年10月26日時点で、ConoHa VPS・KAGOYA CLOUD VPS・クラウド VPS byGMO・WebARENA Indigoと、さくらのVPSの東京・大阪リージョンは、再開の時期を示していません。すぐに使い始めたい場合は、受付中のシンVPS・XServer VPS・ABLENET VPSか、さくらのVPSの石狩リージョンから選んでください。各社の状況は「結論」の節の表にまとめています。

Claude CodeなどのAIエージェントからVPSを操作できる? 

できます。XServer VPSとシンVPSはAPIとMCPサーバー、ConoHa VPSはリモートMCPを公式に提供しています。MCPでつなぐと削除や再インストールまでできる場合があるので、APIキーの権限を絞れるかを確認してから使ってください。各社の対応は「AIエージェント(Claude Codeなど)から操作できるVPSの比較」の表にまとめています。

海外のVPSは使わないほうがいい? 

用途によります。海外VPSは同スペックで国内より安い場合がありますが、日本からのアクセスではレイテンシ(応答遅延)が大きくなるため、日本のユーザー向けサービスには不向きです。

また、サポートが英語のみ、日本の法令に基づく対応が期待しにくい、決済トラブル時の解決が難しいといった点もあります。日本向けのサービスを運営するなら国内VPSを選ぶのが基本です。

VPSの回線速度はどのくらい出る? 

プランごとに決められた帯域が上限で、国内VPSでは1台あたり100Mbps前後の記載が多くなっています。私のConoHa VPS(公式の上限は100Mbps)で測ると、受信は約106〜140Mbps出ましたが、送信は約19〜37Mbpsでした。各社の帯域は「国内VPS8社の回線速度(帯域)比較」の表にまとめています。

VPSの契約にはどのくらいの知識が必要? 

最低限、以下が理解できていれば運用を始められます。

  • SSHでサーバーに接続する方法
  • Linuxの基本コマンド(cd、ls、cp、mv、vim等)
  • ファイルの権限(パーミッション)の考え方
  • ファイアウォールとポートの基礎

ただし、ConoHa VPSやXServer VPSのアプリケーションテンプレートを使えば、ほぼコマンドを打たずにゲームサーバーやWordPress環境を立ち上げられます。まずテンプレートで動かしてみて、必要になったら少しずつ覚えていくという順序でも問題ありません。

サーバーが落ちたときは誰が対応する? 

ハードウェアやネットワークの障害は事業者側、OS内部で起きた問題は利用者側が対応します。アプリケーションの不具合やミドルウェアの設定ミスは、サポートの範囲外になるのが一般的です。

業務で使う場合は、SLA(稼働率保証)のあるサービスを選ぶと安心です。クラウド VPS byGMOのSLA99.99%や、さくらのVPSのメモリ4GB以上のLinuxプラン(V5以上、稼働率99.95%)が該当します。

まとめ:2026年にVPSを選ぶなら 

最後に、この記事の内容を整理します。

2026年の国内VPSは、XServer VPSの値上げ(9月1日)と一時的な受付停止に続き、10月にはLinuxカーネルの脆弱性で5社が新規受付を止め(ConoHa VPSは10月23日に再開し、24日に緊急メンテナンスでふたたび停止)、選び方の前提が月単位で変わっています。今の最安は、1GBならWebARENA IndigoとシンVPS、4GBならシンVPSです。ただし、WebARENA Indigoと、2GBで最も安いKAGOYA CLOUD VPSは受付の再開待ちです。

重視すること

選ぶVPS

月額

とにかく安く長期運用したい

シンVPS

451円〜(36ヶ月契約)

容量の大きいSSD・AIエージェントで操作

XServer VPS

2,035円〜(4GB・36ヶ月契約)

初心者・ゲームサーバー用途

ConoHa VPS(新規受付を停止中)

326円〜(512MB・36ヶ月契約)

契約前にじっくり試したい

さくらのVPS(新規受付は石狩のみ)

590円〜(12ヶ月一括)

契約期間に縛られたくない

WebARENA Indigo(新規受付を停止中)

449円〜(1GB)

短期間・日単位で使いたい

KAGOYA CLOUD VPS(新規受付を停止中)

日額20円〜

法人・稼働保証が必要

クラウド VPS byGMO(新規受付を停止中)

1,287円〜(サーチャージ込み)

FX自動売買・Windows環境

ABLENET VPS

1,587円〜(Windows・年払い)

VPSを選ぶときに優先したいのは、月額料金の数十円の差ではなく、自分の用途に対して過不足のないスペックを、無理のない契約条件で確保することです。迷ったら小さいプランから始めてください。足りなくなったら上げればよいだけですが、3年契約で使いきれない大きなプランを抱えるほうがはるかに損失は大きくなります。

\ 1GB 月額451円から・国内最安クラス /

シンVPSで始める

初期費用0円 / 転送量無制限 / 全プランNVMe SSD

\ 最低利用期間なし・時間課金で気軽に試せる /

ConoHa VPSで始める

初期費用0円 / ゲーム・WordPressテンプレート多数 / 10月24日から新規受付を一時停止中

VPSを契約したあとの初期設定やアプリケーションの構築で迷ったら、当サイトの以下の記事も参考にしてください。私が運用しているサーバーで実際に行った手順をまとめています。

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